内舘牧子著、終わった人を読みました。
出世から外れ子会社の役員で終わった元エリートバンカーの主人公(男)が定年後に四苦八苦して自分と向き合う様を描いた小説。
独特の言い回しの内館節が秀逸です。
自分はまだ40代なのですが、20年後の自分はこうなるのかなと思いました。
定年は生前葬
座って半畳寝て1畳
若い頃いくら優秀であっても人間の着地点はそう変わらない
先が分からないから(未来が良くなると信じるから)人は努力ができる
そんなことを感じた1冊でした。
雑記
仕事場の大先輩の言葉も思い出しました。
副市長にはなれなかった先輩の言葉です。
役所に魂を売るなよ